蜘蛛女のキス 2017.6.2 いよいよ

ここから書くことは、

ネタバレ含みます。

そして前にも書いたように、原作を見ずに観劇しているため、解釈も私の勝手な素人解釈である事をお断り致します。

 

 

 

幕が上がった。

とは言っても会場内の照明が全ておち、

 

真っ暗闇の中、渡辺いっけいさん演じるモリーナが、映画を語る声だけがしばし聴こえていた。

 

監獄の中はこんなにも暗いのか。

そんな気持ちになり、すぐに私の身体は

大倉くん演じるヴァレンティンと、いっけいさん演じるモリーナのいる世界に飛んだ。

 

ヴァレンティン、モリーナのビジュアルは

テレビのワイドショーで見ていたけれど、

いざこの目でみると

 

想像よりすごかった。

 

大倉くん…

おヒゲも、ボサボサな頭も

素敵…(盲目)

私の好きなビジュアル過ぎて…

 

そして終始イライラして、焦りを感じて

眉間にシワを寄せるその顔が

とても生々しく男らしくて

意識が飛びそうに(笑)

 

裸足だし、胸ははだけているし

デニムだし(途中パンイチだし)

ただただ最高過ぎた。

 

いっけいさんはコテコテの女装で

メイクもこってり

 

だけど照明が着いてからのセリフ量ったら…

ずっとモリーナは映画の話、

ヴァレンティンは最初は聞いたりするシーンが多かったから

 

とにかくすごかった。

黒豹女の映画の話。

 

私の個人的萌えシーンは

ただ大倉くんがこちらに足を向けてベッドに寝る姿(右手を頭の下に)

 

イラついている表情

 

途中の腹痛に悶える表情と姿

(腸閉塞の時あのくらい痛かったかな、かわいそうに、などと一瞬よぎってしまうわたし)

 

たまにいっけいさんのアドリブ?私達もクスリと笑ってしまうようなセリフや場面で

突如現れるいつもの大倉くんのあの素の笑顔と声

 

歯磨きしてグチュグチュペー(笑)するところ

 

激しく怒るところ

 

手を握ってて、って弱々しい姿で言うところ(その時の顔)

 

いまキスして欲しい?って最上な男前低音ボイスで言うところ

 

もちろん、

足だけ見えてベッドのきしむ音だけ聞こえて

大倉くんが漏らすセクシーボイス

(だいぶ、オブラート)

 

サンドイッチを作る姿

(特にパンにバターを塗る塗り方)

 

怒りと不安と焦り→病に弱り果てる→だんだん心を開く→優しさに目覚める→恐らく死ぬと分かっていても、自分の信念に燃え、一寸先の少しの光に目を輝かせ語る姿

 

大倉くんの一挙手一投足に全神経を傾けてみていたら

 

最後はほとんど泣いていた

 

なるべく鼻をすすらないようにしたかったが、ティッシュを出す音よりはマシかと

鼻もすすらざるをえなかった。

 

でも私以外にも鼻をすする方がたくさんいた。

 

ヴァレンティンを守りたいモリーナの、

 

モリーナが自分を傷つけず生きていく希望を胸に目を輝かせるヴァレンティンの、

 

儚くて、辛いけれど、

お互いを思う温かなやり取りに

 

辛くて辛くて、泣いた。

 

お互いがどうなっているか、

最後の最後に語り合う、

一番イキイキしている目がキラキラしているやり取りが、

 

モリーナとヴァレンティンが初めて笑いながら目を見つめて映画以外の話をしている姿が

 

一番悲しかった。声を出して泣きたかった。

 

いつのまにか、

私はモリーナに感情移入していて

 

今まで自分を全否定していきてきたモリーナが

 

自分の生きた証として

自分がヴァレンティンを愛した証として

 

信念を貫くいじらしさみたいなものに涙がポロポロ。いじらしさと言ったらすごく軽くなってしまう

 

彼女の(あ、もう気持ち的にモリーナのことを彼女、と称してしまう)

 

モリーナの、「命のともしび」とでも言えるだろうか。

 

そう、モリーナの命のともしび

ヴァレンティンの命のともしび

 

それが暗く冷たく悲しい監獄の中で

もっとも光ったその時に

 

モリーナのお迎えが来たところでドアが開き

別れの時がやってきた

 

終演した。

 

 

 

 

悲しい!悲しすぎるけどなぜか

少し心が温かい。

 

それだから余計に悲しい。

 

泣きすぎて眉間が痛い。

 

頭も痛い。

 

カーテンコールで大倉くんといっけいさんが出てきたら

全員がスタンディングオベーション

 

わたしも精一杯手を叩いた。泣きながら。

 

カーテンコールからはけるとき、

監獄の扉を通るんだけど

スキップのような軽い足取りが可愛い大倉くん。

 

拍手が鳴り止まず、また出てきてくれた時の去り際に、

木箱に足をぶつけちゃって

 

あ痛ぇ💚みたいになったので

かわいくて観客みんなみんなくすくす笑う。

 

最後はけ際、

ドアから顔だして、

 

アイドル大倉忠義スマイル!でお手振り!

 

ありがとう大倉くん!!!!!!

 

そう叫びたかった。

 

素敵なお芝居を観られた、

満たされた気持ちで涙をぬぐい

 

頂いたキラキラアイドルスマイルを大切に胸にしまい、

私は深呼吸して席を後にした。

蜘蛛女のキス 2017.6.2 開演前

いつも昼公演ばかりなので、

素敵な看板に光や映り込みがあるのは残念だが、自分が観劇する日に、自分のスマホで撮れる瞬間は

 

いつも嬉しい。

 

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列が進んだら、入口横の場所も撮影。

 

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いよいよだ。わたしの胸は高鳴る。

この気持ちを言葉に出して鎮めたいけれど、

なにせ1人だ(笑)ぐっとこらえた。

 

パンフレットとグッズを買い、早めに着席。

 

1階後方席だったので、会場全体が見回せて、

幕に一番近い扉から、

開演前に客席を何度も除く演出家の鈴木裕美さんの姿見られた。

 

おそらくご来賓が無事に着席されているのかを確認されていたようだった。

 

ああ、鈴木裕美さん…

その目で、わたしの大好きな大倉くんを、

 

見た目から中身まできっと見透かされているであろう鈴木裕美さん。

苦しむ姿も、演じる姿も、

時に無邪気に笑う姿も、

全てを見て受け入れて、稽古をつけた方を生で見られるなんて、こんなに嬉しいことはない。

 

落ち着かないわたしは、

ずっと鈴木裕美さんを見つめていた(笑)

 

なぜかとても、落ち着いた。

 

そして、気持ちも引き締まった。

 

無駄な緊張感は緩んで、

 

素敵なワクワク感に変わった。

 

 

蜘蛛女のキス(2017.6.2) 観劇前までのこと

2017.6.2

 

蜘蛛女のキス 観劇

 

たぶん今回限りしか観られないから

忘れたくなくて

書き留めておく事にした。

 

まずは、観劇前までのこと。

 

私は大倉忠義くんが好きだ。

好きになってからの年数こそ少ないが。

 

そんな大倉くんの顔つきが変わったと気づいたのは、

2016年秋くらいだったかな。

 

きっと、この舞台のお話がこの頃に来てたのかな、

なんて勝手な想像だが思っている。

 

何かを変えなければならないと彼が思い、

本当に何かが変わったのではないかと

後になってから考えるようになった。

 

生半可な気持ちでは立ち向かえない

難しいストーリー、難しい役。

渡辺いっけいさんと2人きりのストレートプレイ。

 

この仕事を受けるために、

彼が捨てたものもあると思っている。

 

本当に、私の勝手な想像。

 

でも、とにかく顔つきが変わり、目に力が戻って。

(ごめんなさい、2016夏のリサイタルの時に

大倉くんは何を見つめているのか、どこを見つめているのか、何となく分からなかったから。)

 

大好きなお顔が、さらに素敵になった。

 

良いお仕事もらって

顔つきが変わる

 

「役(与えられるもの)が人を作る」とは、私たち一般人にも当てはまる事で

 

そんな自担をみて幸せだった。

 

きっと、俳優 大倉忠義の歴史において、

大事な1ページになる事は間違いないと思った。

 

原作は、読まなかった。読んだ方が良いと言う方もいる。

私の場合、格好つけて言うなれば、いつも、読まずに行く。読んでしまうと、

 

耳が、心が、頭が、知ったかぶりをしてしまい

 

聞いたことあるセリフを流してしまったり

 

セリフの1字1句、

表情、全てをきちんと観られなくなるから。

 

実際は、読もうとしても

時間的にも精神的にも余裕がないからなんだけど(笑)

 

だから、セリフも表情も、音も何もかも

 

一字一句漏らさずに大倉くんといっけいさんから吸収して観劇するって決めていた。

 

つづく